VISOR DXおよび中村一義の話

 PDAの話ですが、昨日からVISOR DXが復活しました。別にPalm130が不調なわけではないのですが。唯一の難点はOSが3.1なことくらいで、本当に名器だと思います。特にスタイラスが使いやすいです。巷ではクリエの新機種がどうたらこうたら話題になっていますが、PDAの本来の機能としてはVISORシリーズで頂点に到達してしまったのではないでしょうか?

 最近、中村一義の「100s」を聞きなおしています。「金字塔」につぐ傑作ですね。その間の二枚はどうも聞き疲れします。一曲ずつだといいんですが。
「金字塔」は音のまろやかなノスタルジーさ、前人未到のポジティヴィティーな歌詞、思いもよらない曲展開など、日本ロック史上に燦然と輝く名作です。
一方「100s」はリアルなバンド然としたサウンド、シンプルにそぎ落とした清冽な歌詞とメロディー、演者と聴衆の間に生まれる責任を正面から受け止めた立ち振る舞いが感動的です。衝撃的な「金字塔」の後、どのように活動していくのか、興味しんしんに見ていたのですが、自家中毒に陥らずに音楽の力を信じて進んでいく中村一義はすごいな〜と思います。僕よりだいぶ年下なのにね。